2016年7月6日水曜日

「ふっこうのかけ橋」支援 チャリティーコンサート Vol.4 by Ensemble Isojina



このコンサートがアンサンブル・イソジーナの最終公演になります。



暑い夏の日に、わが家でKさんの呼びかけに応じて集まったのも夏の日でした。その時のメンバーが呼びかけ人KさんとYさんと私の3人。蝉の声を聴きながら練習を始めました。その1ヶ月後、Mさんが来てくれました。それから紆余曲折のちょうど11年。

今までに一緒に歌ってくださったメンバーは11人。それ以外にも友情出演として参加してくださった方もおられました。













11年前・2005年は1995年の阪神淡路大震災からちょうど10年の年。それから11年の間にいろいろなことがありました。東日本大震災が起こったのがその6年後の2011年。

母の家ベテルで
2012年10月には遅ればせながら震災チャリティーコンサートをおこない、その時の寄付金を持って11月には大船渡までメンバーで行きました。

そして、昨年秋(2015年10月)には「ふっこうのかけ橋」(ふくしま+こうべを結ぶかけ橋)をこちらからも渡ろう、とメンバー揃って“ふくしま”へ行きました。果たして私たちが受け入れられるのだろうか?不安もいっぱいでした。

けれども、カトリック社会活動神戸センターも現地とコンタクトを取ってくださり、メンバーの中でも何度も何度もメールや電話のやり取りをしてくれた人もあり、準備万端整えて訪問が実現しました。

私にとっては、新婚3年目〜6年目まで郡山市に住んでいた頃から、30年ぶりの訪問でした。その、郡山教会でコンサートをさせてもらったり、仮設住宅を訪問したり、こちらが得るものがたくさんあった旅でした。
相馬市伝承鎮魂祈念館

祈念館の裏の景色(そのまま置かれている遊具)


道中の車の中から除染の様子


訪問した仮設住宅で一緒に手芸。













この11年。私たちの生活もずいぶん変わりました。それぞれ家族も増えたり減ったり。




今回のコンサートでお話をしてくださる鈴木キミ子さんご夫妻

いいことも大変なこともそれぞれいっぱいありました。
けれども、ほぼ毎週1度ずつ、よく続いてきたものだと思います。
指導者のいないグループでよくここまでやってこれたと思います。

仲間がいたからこそやってこれたこと。1人では絶対にできなかったこと。
人生の後半(あ、まだ人生前半のメンバーもいます)になってこんな仲間に恵まれたことは幸せでした。

アンサンブル・イソジーナ、最後のコンサート。
どうぞ、“ふくしま”に想いを馳せながら、私たちのステージをお聴きください。
そして、面白く、考えさせられることの多い、鈴木キミ子さんのお話をお聞きください。
最後に、今回のプログラムに載せる、アンサンブル・イソジーナのごあいさつです。

ごあいさつ

 本日はお忙しい中、ふっこうのかけ橋チャリティーコンサートにお越しくださいまして有難うございます。
私たちアンサンブル・イソジーナは2013年より“ふっこうのかけ橋”プロジェクトの支援をおこなってきました。その間に、かけ橋を渡って福島県を訪ねたいと思うようになり、昨秋、訪問が実現しました。カトリック郡山教会でのコンサートをはじめ、三ヶ所の仮設住宅での交流会をさせていただきました。

 これまで11年間、私たちは音楽を通してともに歩んできましたが、時が経ち各々の環境が変化し、今までのように活動を続けていくことがむずかしくなりました。心残りではありますが、本日の“ふっこうのかけ橋・チャリティーコンサート”を最後にアンサンブル・イソジーナとしての活動の幕を閉じることにいたします。永い間、ご支援いただきました事を、心よりお礼申し上げます。

アンサンブル・イソジーナ一同

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